Olqtyのブログ

このブログは主に数学についての内容を投稿しています。

数学講座第3回 0より小さい数(3)

今回は負の数によく出てくる専門用語を紹介します。

1 符号

符号とは「-」、「+」のような数の前につける記号のことを指します。

「-」は0より小さいという時に使い、

「+」は0より大きいという時に使います。

また、「+」につきましては省略されることもあります。

2 加法、減法、乗法、除法

加法は足し算の計算を、

減法は引き算の計算を、

乗法はかけ算、除法は割り算のことを表します。

 

また、これらをまとめて四則加減乗除ともいいます。

3 絶対値

これは初めて耳にするという人も多いのではないでしょうか。

絶対値は非常に簡単で数直線上の0からの距離を表します。

一見難しそうですが、例を見てみましょう。

例 4の絶対値は4。-3の絶対値は3。-13の絶対値は13。

まず、4の絶対値に注目しましょう。

4を数直線に書くと0から4離れているということが理解できますね。

(下手なイラストで申し訳ございません)f:id:kurabugemuzu:20180617173426p:plain

だから、絶対値は4なのです。同じように-3の絶対値も見てみましょう。

f:id:kurabugemuzu:20180617173851p:plain

しっかりと3離れていますね。-13は自分で書いて理解しましょう。

さて、気づいたと思いますが、この絶対値。実は数の符号を+に変えた物なのです!

どういうことか、それは-3の絶対値は3ですね。-を消すと3になりますね。これは絶対値と同じです!

また、4の絶対値はもともと+なので変えないとしても絶対値と同じですよね。

というわけで確かに成り立ちます。これは数直線を書かなくても分るので便利ですよね。

ただ、注意が必要です。

絶対値とは何か説明しなさい。とテストに出たら

「数直線上においての0からの距離」は正解ですが、

「符号をプラスに変えた数」は不正解です。

なぜなら、前者は定義ですが、後者は定義から分かる単なる求め方に過ぎないからです。

間違ってもテストでは後者のように答えないようにしましょう。

また、絶対値はYouTubeチャンネルに動画があります。

絶対値 授業 - YouTube

 

今回の講座は少々長かったですがよく頑張りました!!!

次回は、負の数を含む計算に入っていきます。

勉強には息抜きも忘れずに!